金晴



  突然の別れ

  予期してなかった さよなら

  背を向けた君に別れの言葉、何も言えなくて

  皮が裂けるくらい

  手、握り締めたら

  心を決めて

  ドア開けて、君に

  バイバイ

  もう会えない、愛しい人。

  ただ思い出だけ、全部おいていった。



  あと少し君が手を伸ばしてくれたら

  言うことの出来ない僕が悔しい

  君の家から歩いて3分

  緑豊かな公園に、一人佇む

  ねぇ、僕の首にさがってた

  君からの贈り物

  思い出は全部置いてきた筈なのに…

  まだ重いよ。



  君の描くその未来が

  あんまりにも綺麗な絵だったから

  ずっと見ていたかったんだ。

  僕のいたその場所には、きっともう別の人。

  それとも白いまま?

  それでも何も変わらない。

  君はもう誰かのもの

  もう会えない、愛しい人。

  ただ思い出だけ、全部置いていった。